東方二次架空鉄道:幻想水力電気会社要綱

東方便乗企画として「幻想水力電気会社」構想をつらつらと。


コンセプトは「明治的東方二次創作」「明治風零細電力・電鉄会社」。 明治18年の外界からの隔離の時期になるべく近づけるため、電力会社の発展する明治40年代の水準を想定する。 またこのコンセプトため、妖怪の山地下の核融合発電所の開設以前の時点を想定する。

「幻想水力電氣會社」の社名は、函館水力電気や和歌山水力電気など、明治末期の電力・電鉄兼業の会社にちなむ。略称は幻想水電となろうか。 また、会社形態は、株式会社、有限会社、合名会社、合資会社かは問わない(経営史は全くの門外漢なので)。


ビジュアルのイメージは岩村電気軌道の写真http://www.kigekiraumen.com/kippu/iwamuradenki.htm、古典山岳トラムとして日光軌道や高崎水力電気時代の伊香保軌道を参考とする。

インフラのイメージは、戦前の高圧鉄塔http://www015.upp.so-net.ne.jp/overhead-TML/historicalline.htm(歴史に残る送電線)や、各地の零細水力発電所の遺構(一例としてhttp://homepage3.nifty.com/minami-siribesi/contents/suttu_horobetukawa2.htm【寿都町をたずねて 幌別川水力発電所の歴史】)。

また、参考として【土木学会附属土木図書館 デジタルアーカイブス】http://www.jsce.or.jp/library/page/report.shtml
建物は、近代化遺産にもなるレンガ作りの発電所・変電所、本社屋などオフィスは明治の役所のイメージ(http://blog.zige.jp/gegegesanin/kiji/394757.html旧出石郡役所、【現存する全国の郡役所】http://www.jmam.net/matikado/gunyakusyo.html)で。


地形は、規模が広大過ぎず、かつ鉄道を引けそうな、【幻想郷総絵図(改訂版)】( | 壁|*'ω')@ぬころじーさん)http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=28024198をベースとする。ただし神社への来客はそれなりに存在するとする(架空鉄道のための最低限の設定改変をお許し戴きたい)


以上でモチーフの提示おわり。ここから幻想水電のお話。まず全体像として、インフラマップhttp://m.photozou.jp/photo/show/1893900/130210688、らくがきhttp://m.photozou.jp/photo/show/1893900/130210675http://m.photozou.jp/photo/show/1893900/130098160。以下、若干の考察を始める。



まず、「幻想入り」については、日光軌道は別としても上記に挙げたような零細軌道や零細電力会社は、世間ではほぼ忘れ去られているといえる。インフラ全般の、幻想入りの要件は十分満たされると考える。


博麗神社口は資金や地形急峻を理由に登山道入口で留めているが、さらに延長して伊香保軌道のようなスイッチバックにするのもおもしろいだろう。

妙蓮寺付近には、人里や太陽の畑へのアクセスから停留所を設置。あわせて一般配電用の変電所と本社屋を設置。 霧の湖湖畔に、妖怪の山への送電線の支線を分岐させるため、開閉所を設置。合わせて鉄道変電所を設置して施設の集約を図る。

また、そのための電力供給指令所をここに置くのも一案。その際には、発電所や本社との連絡のための電信電話線の敷設が必要となろう。

あるいは、電信電話の敷設や運営技術を生かして一般向けの電話事業を行うのも面白いだろう。そうすると総合インフラ会社になるが、幻想郷の行政規模や時代水準に照らして、鉄道・電気事業分離や過度集中排除の行政指導があるとは思えない。


線路は香林堂を通らない方が合理的と思われるが、せっかくのランドマークなので、敢えて線路を引き寄せた。香林堂店主の霧之助を、仮に古道具のための電気を求める主要出資者として想定しても、彼の性格からすると経営に口出しはしなさそうではある。


紅魔館はそもそも電気は要らなさそうだ……でも外出不要の電話なら使ってくれるかもしれないw 他に電話を契約する人がいればの話だけど。


三途の河岸の発電所は、「深い霧に覆われ、昼も夜もない…(東方求聞史記より、以下求聞史記)」ため、測量も資材搬入も建設工事も困難だろう。三途の河から資材を運ぶ事は、文字通り"死の淵"をさ迷う事になるだろう。


そもそも取水口を設置する霧の湖は「一周歩いて回っても半刻も掛からない(求聞史記)」ので、水量に不安はある(が、問題はない、ということにしておく)。


魔法の森の高圧送電線は、最初は森のど真ん中を貫通する案だった。が、森は「化け物茸の胞子が宙を舞い、普通の人間は息をするだけで体調を壊してしま」い妖怪にとっても居心地の悪い場所という(求聞史記)。まともに保守ができなさそうだ。
でも森を抜ける高圧鉄塔というシチュエーションはやりたいので、香林堂裏手の森の縁を縦断する事にした。


電力系統は、水力発電所~開閉所~妙蓮寺変電所を本線とし、妖怪の山~開閉所を支線とする。 ただし妖怪の山地下の核融合発電所開設の際には、妖怪の山支線を本線に格上げ。水力発電所は電圧変動調整のため、水力発電所~開閉所を支線に格下げして存置する(河童たちが電気の品質…電圧や電流の安定性等に気をつかうかは疑問だ)。

幻想郷にピーク調整を必要とする程の電力需要があるかは怪しいし、水力発電所もピーク付加に役立つほどには、規模は大きくはないだろう(ということにしておく)。


また、妖怪の山の核融合発電所との打ち合わせや、電圧調整のため水力発電所への頻繁な指令が必要となろう。これに対応するため、開閉所脇の電力供給指令所の機能強化が求められるだろう。

例えば、核融合発電所への電信電話線の敷設や、水力発電所や本社と間のホットライン増設、の物理的連絡のための馬車の配置(道路があれば)など。


私と違って、本当に東方好きの方ならば、より世界観やキャラを生かした東方系架空鉄道ができるだろう。幻想水電は、あくまで一つの叩き台。幻想郷の設定次第では、もっと多様な形があるはずだ。
【了】


  • 最終更新:2012-12-14 07:15:16

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